2015/06/13

Prospect Profile #15: Felipe Rivero

[2015年6月更新終了, 2015年3月更新, 2014年6月オリジナル]

2014年の第5弾、全体第15回は2014年にトレードでレイズからやってきたFelipe Rivero投手です。

[Player Data]
Name: Felipe Rivero
Position: LHP
Born: July 5, 1991
Birthplace: San Felipe, Yaracuy, Venezuela
School: NA
Height: 6-0
Weight: 150
Bats: Left
Throws: Left
Draft: NA
Acquired: Trade from Tampa Bay (February 2014)
BA Organization Rank: 28(2013 TB) ⇒ 20(2013 TB) ⇒ 17(2014 TB) ⇒19(2015)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
球速は常時90マイル台前半で、最速97マイルに達する。スリークォーター気味の角度から投げるためかなりのムーブがあり、特に左打者には有効な武器となっている。スタッツを見ると被本塁打率が低いという長所がある。課題は制球力。速球はともかく、変化球(スライダー、チェンジアップとも)はストライクを投げるのが精一杯。投球フォームを固めることがまずは求められる。将来的には先発下位かブルペン左腕の予想。[2015年3月更新時点の記載]

[Background]
当時17歳になったばかりの2008年7月にレイズと契約。

2シーズンをベネズエラの教育リーグで過ごした後、2011年シーズンに米本土に上陸。先発と主として育成され、2011年はRkで4.06/1.28、2012年はAで3.41/1.27 、2013年はA+で3.40/1.37とまずまずの結果を残し、着実にステップアップ。2012年にはオールスターの前座、Futures Gameにも出場。2013年12月のルール5ドラフトの対象となるため40人ロースター入りを果たした。

2014年のスプリングトレーニングの直前にNate Karnsの見返りとして、Jose Lobaton、Drew Vettlesonとともにナショナルズに移籍。開幕はHarrisburg(AA)。開幕から苦戦した上、5月上旬にヒジの痛みでDL入りしたが、手術には至らず8月に復帰。その後は、4試合で計18回2/3を投げて自責点6(防御率2.89)、21奪三振と結果を残した。秋のアリゾナ秋季リーグに派遣され、7試合に先発し23.2イニングを投げさせてもらったが、6.08/1.56、15奪三振という物足りない結果。

2015年はメジャーのスプリングトレーニングに参加。3試合計4イニングを投げて許した走者は3人、4奪三振と結果を残した。開幕はSyracuse(AAA)のローテーションかと思いきや、最初からブルペン投手として起用。しかも、わずか3試合に投げたところで、故障離脱したCraig Stammenに代わってメジャー昇格。4月17日のフィリーズ戦でメジャーデビューを果たした(1回1失点)。ところが、直後に胃腸出血(gastrointestinal bleeding)のためDL入り。療養、リハビリ登板を経て、6月に復帰・再昇格。

[Comment]
意外と早くブルペンに転向させられました。持ち球の適性や(年齢は若いものの)オプションの都合からゆっくり育成していられないという事情を考えるといい判断だと思います。チーム事情から、こちらも予想より早いメジャー昇格となりましたが、投げているボールを見る限り十分やって行けそう。これから末永く活躍してくれることを期待しています。(2015年6月)

昨シーズン最終盤に好投したことで少し期待感を戻した。アリゾナではダメだったが、スプリングトレーニングでの投球は好印象を残した。開幕直後は先発投手として起用される見込みですが、投球を見る限り変化球に難があり、思い切ってブルペンに転向させてはどうかと思います。(2015年3月)

トレード獲得直後にMike Rizzo GMが「上限が高い」投手と評したように、まだまだ未完成。慌てずに育ってください、と言いたいところですが、若くして契約した中南米選手にありがちなことですが既に40人ロースターに入っておりオプションを消費し始めているため実はあまり時間はありません。DL入りしている場合じゃないです。(2014年6月)

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