2012/11/03

FA戦線開幕

昨日の期限を過ぎて、下記の選手が正式にFAとなりました。ひとまず、これまでありがとうございましたと申し上げます。

1B Adam LaRoche
RHP Edwin Jackson
PHP 王建民
LHP Sean Burnett 
LHP Michael Gonzalez
LHP Zach Duke
INF Mark DeRosa

このうち、LaRocheには1330万㌦のオファーを出していますので、仮に他球団と契約した場合には補償ドラフト指名権がもらえます。Jacksonにはオファーせず。個人的には1年契約で帰ってきてもらっても良かったし、拒否されてもドラフト指名権がもらえるしで、オファーして欲しいなと思っていましたが、フロントの判断はJacksonとは袂を分かつというものでした。先発5番手としては高くなるということなんでしょう。

これで、今オフの補強ポイントははっきりしました。

主力となりうる一塁手又は外野手(センター)。FA市場で最も評価の高い一塁手でもあるLaRoche。再契約に向けて交渉しているようですが、あまり進捗していないとの情報も流れています。仮にLaRocheが無理な場合には、センターを補強してMichael MorseかTyler Mooreを一塁に回すという構想もありますが、守備力でLaRocheに大きく劣るのが気になるところ。FAのセンターはかなり層が厚く、Michael BournやB. J. Uptonが高い評価を受けていますが、年俸はともかくいずれもドラフト指名権を失うのがネック。個人的には、2年+オプションで収まるならLaRocheと再契約、それが無理ならFAのTorii Hunterと契約するか、レッドソックスのJacoby Ellsburyをトレード獲得してはどうかと思います。2014年以降は再検討。

先発5番手。個人的にはJohn Lannanで行って欲しいのですが、もっぱらの噂は球団が最後の年俸調停をせずにFAとするようです(いわゆるnon-tender)。期待されるのはしっかりイニングを稼いでくれるベテラン投手ということでプロファイル的にはJacksonと被りますが、安く抑える趣旨なら、Kevin Millwood、Jeremy Guthrie、Joe Saunders、Joe Blanton、Scott Bakerあたりか。Millwoodはいいかも。大穴でDerek Lowe でも行ってみますか(笑)。

ブルペン左腕。Burnettに帰ってきてもらいたい気持ちはありますが、ブルペン投手に単年500万ドルは出せない。出すべきでない。FAにはレイズで活躍していたJ.P. Howellがいますが人気で値段が上がるようならやっぱりダメ。Michael Gonzalezと再契約か、Tim Byrdak、Randy Choateを狙って欲しいところ。

と書いて見ましたが、Rizzo GMは毎オフ驚かせてくれますので、このオフも意外な動きがあるかもしれません。Zach Greinkeを狙いに行ったりして。まさかね。絶対反対(関連記事)。

0 件のコメント: