2017/05/29

5/28 Rossはまだ何かおかしい

L3-5 Padres (Season 30-19)
Ross(L2-1) 4.0+IP 5ER 12H 1BB 4K
Goodwin 2/4 double RBI
Difo 2/4 R
Turner 2/5 R
Lind 1/3 double 2RBI

前回登板はマリナーズ打線を相手に8回まで1失点の好投を見せ、復活かと期待させたJoe Rossでしたが、あれはやはりマリナーズ打線だったからということになってしまいました。序盤からとにかく打たれました。ヒット、ヒット、またヒット。5回途中5失点での降板となりましたが、内容としてはもっと失点していても不思議はないくらいでした。いったんマイナーに降格となり再調整してきたRossですが、やはりまだ何かおかしいと言わざるを得ません。投げている高さ・コースは悪くないようにも見えたのですが、それでもパドレスの打者陣は鋭い当たりを連発していました。何なのでしょうか。うーむ。

一方、今日はBryce Harper、Daniel Murphy、Jayson Werthがそろって休養日になったこともあり、やや迫力不足の打線。代わりに入ったBrian GoodwinやWilmer Difoが結果を残しましたが、それでも3点止まり。まあ、打線についてはそういう日もあります。

連勝は2でストップ。次は西海岸遠征。踏ん張りどころです。

2017/05/28

5/27 Strasburg自己最多の15奪三振

W3-0 Padres (Season 30-18)
Strasburg(W6-1) 7.0IP 0ER 3H 1BB 15K
Glover(SV5) 1.0IP 0ER 1K
Taylor 2/4 HR(4) R 2RBI
Harper 1/4 RBI
Rendon 2/3 double BB R SB(3)

昨日に続いて、Chris Speier代理監督にとっては楽な試合でした(笑)。

今日の主役は先発のStephen Strasburg。初回、先頭打者にシングルを打たれ、Ryan Zimmermanの送球エラーも絡んで、無死1、2塁、さらに2死満塁のピンチとなりましたが、これを三振で切り抜けると、この後は奪三振ショー。7回までに自己最多の15個の三振を奪い(これまでは14個)。被安打3、1四球でゼロ封。キャリアでも1,2を争うほどのナイスピッチングでした。

3回裏にBryce Harperの内野ゴロの間に1点を取った以外は、再三チャンスを作りながら得点できない拙攻が続いていた打線でしたが、6回裏にMichael Taylorが前日の再現のような左中間への2ラン。この一発が試合展開としては大きかった。

終盤、8回はMatt Albers、9回はKoda Gloverが全く危なげなく3人ずつで片付けてゲームセット。Gloverは弱い当たりの内野ゴロが2本の後、最後は空振り三振という素晴らしい内容。安心して見ていられます。

なお、チームとして今季初の完封勝利でした。

MVP: Stephen Strasburg

2017/05/27

5/26 Scherzer 13奪三振の熱投

W5-1 Padres (Season 29-18)
Scherzer(W5-3) 8.2IP 1ER 3H 2BB 13K
Glover(SV4) 0.1IP 0ER 1K
Turner 2/4 double HR(5) R RBI
Taylor 1/4 HR(3) R 2RBI
Harper 1/3 HR(15) BB R 2RBI

Baker監督がご子息の高校の卒業式に列席するためチームを離れ、Chris Speierヘッドコーチが監督代理を務めることになった試合。こう言っては何ですが、監督業としては楽な試合でした。

理由はMax Scherzerがあまりに素晴らしいピッチングを展開し、継投策で悩む必要がなかったため。初回先頭打者を皮切りに実に13個の三振を奪い、4回表にRyan Schimpfにソロ本塁打を被弾したものの、それ以外に打たれた安打はあと2本だけという内容で、パドレス打線を圧倒しました。9回表は明らかにガス欠になりながら2死までこぎつけ、「Lets's Go Max!」のコールを受ける中で熱投を見せましたが、死球を与えて2死満塁としてしまい無念の降板。それでもスタンディング・オベーションで迎えられるだけのピッチングでした。

打線もそんなScherzerをしっかり援護。1回裏、先頭打者のTrea Turnerが先頭打者弾。同点とされた直後の4回裏には、Michael Taylorが左中間へ勝ち越し2ラン。そして7回裏には、Bryce Harperが3階席に届く超特大の2ランを打ってダメを押しました。

さて、この試合の大きな収穫は、わずか1アウトを取っただけのKoda Gloverでしょう。Scherzerの後を受けて上ったマウンド。9回表2死満塁。5-1とリードし、仮に一発を打たれれば即座に同点となる場面。あれだけのピッチングをScherzerがした後だけにことさら緊張感があったはずですが、Gloverは気迫あふれる投球で、最後は96マイルのスライダーで空振り三振。クローザーとしての仕事を見事にしました。これはもう、クローザーはGloverで確定でいいでしょう。

MVP: Max Scherzer

2017/05/26

Prospect Profile #33: Juan Soto

2017年のMy Top 10 Prospectsの野手陣についてもそろそろ書いておかねば。。。まずは、Juan Soto外野手からです。

[Player Data]

Name:  Juan Jose Soto
Position: OF
Born: October 25, 1998
Birthplace: Santo Domingo, Dominican Republic
School: NA
Height: 6-1
Weight: 185
Bats: Left
Throws: Left
Draft: NA
Acquired: International FA(2015)
BA Organization Rank: 24(2016)→3(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
バッティングで高い評価を得ている左打ちの外野手。バットコントロールとともに選球眼も高く評価されている。引っ張るだけでなく広角に打ち分ける技術も持つ。パワーは未知数だが、上背はあるので将来的にはついてくるものと期待される。走力、守備力は平均レベルであり、両翼タイプ。

[Background]
ドミニカ共和国出身。2015年夏に、当時の球団最高額となる契約金150万ドルで入団。

ドミニカ出身者としては珍しく、ドミニカ・サマー・リーグでプレーすることなく、2016年シーズンにいきなり米本土のGCL Nationalsに参加。しかも、リーグ平均年齢を下回る17歳でありながら、いずれもリーグトップの.361/.410/.550の結果を残し、シーズン終了後にはリーグの最優秀選手賞を受賞。シーズン終盤にはAuburt(SS)に参加し、約4歳年上の大学出身の選手とプレーしたが、ここでも出場した5試合のうち4試合でマルチヒットを記録。大いに評価を高め、トッププロスペクトに名乗りを上げた。

18歳となった2017年シーズンは早くもHagerstown(A)に参加。開幕から打撃絶好調。23試合で.360/.427/.523の数字を残し、三振より四球が多い選球眼も見せたことでますます評価を上げた。しかし、5月2日の試合で本塁に突入した際に右足首を傷めて退場、即DL入りとなった。

[Comment]
このままメジャーリーガーまで一気に駆け上がるかと期待させるほどの2017年の滑り出しだっただけに、実にもったいない故障となりました。足首なので治れば長期的な影響はないはず。一日も早い復帰を願っています。(2017年5月)

Prospect Profile #12: Jake Johansen

[2017年5月最終更新, 2017年1月更新, 2015年12月更新, 2015年3月更新, 2014年5月オリジナル]

2014年の第2弾、全体第12回は2013年ドラフトの最上位指名入団のJake Johansen投手です。

[Player Data]
Name: Jake Johansen
Position: RHP
Born: January 23, 1991
Birthplace: Allen, Texas
School: Dallas Baptist University
Height: 6-6
Weight: 235
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2013-2 WAS
Acquired: Draft
BA Organization Rank: 7(2014)  ⇒17(2015) ⇒ NA(2016) ⇒ NA(2017)
BA Overall Rank: NA

[Scouting Report]
6フィート6インチ(195センチ)という長身から投げ下ろす最速99マイルの速球を持つが、腕力で投げているという感じで、速球のムーブメントは低評価。カーブ、チェンジアップ、カッターと変化球もいろいろ投げるがいずれも評価は高くない。投球フォームも安定せず、制球力は平均以下。

当初は先発投手として期待されたが、2014年シーズン途中にブルペンに転向。将来もしメジャーに上がってくるとしてもブルペン投手という見方が大勢。

[Background]
2013年ドラフトで、オフにFAのRafael Sorianoと契約したために1順目指名権を失ったナショナルズが2順目全体68位で最初に指名した選手。あまりコンペティティブでない大学で15先発88回1/3を投げて75奪三振、5.40/1.53と平凡以下の数字しか残しておらず、しかもシニア(4年生)。BAの直前ランキングでは182位(5‐6順目相当)にランクされていた。ドラフト直後に、Rizzo GMは同じテキサンのJosh Beckettを比較対象として名を挙げ先発として育成する方針を明らかにしたが、大方の予想はブルペン投手。ということで、ドラフト直後には失望したコメントが目立った。

ところが、意外といっては失礼だが、素晴らしいプロデビュー。指名の翌日にスロット金額で契約してすぐにAuburt(SS)に合流すると、10試合に先発して42.1イニングで44奪三振、18四球、1.06/0.94と支配的なピッチングを見せ、シーズン終盤にはHagerstown(A)に昇格。そこでは少し打たれたものの、それでもシーズンを通じての数字は51 回2/3を投げて51奪三振。23四球はやや多いが、それでもかなり評価を上げた。

2014年はAのローテーション投手として開幕し、19試合に登板(18先発)させたもらったものの、結果は5.09/1.76と散々。7月下旬にブルペンに転向させられたが、以降の10試合でも5.94/1.62とやっぱりダメ。年齢的に簡単にクリアすべきステップで躓いたことでプロスペクトとしての期待感は一気に薄れてしまった。

年齢的にのんびりしていられないという判断もあったのでしょう。2015年の開幕はPotomac(A+)。案の定、通用せず。開幕から12試合にロングリリーフとして登板したが、うち9試合で失点(5.76/1.85)。いったんDL入りして7月末に復帰した後はショートリリーフとして使われたが、やはり12試合で4.95/1.75という成績。与四球率が前年より上昇しているなど内容も良くなかった。BAのランキングではチーム内トップ30からさえも姿を消す体たらく。

2016年も開幕はPotomac(A+)。6試合9回1/3を投げて被安打、与四球各11でDL入り。6月下旬にGCLに合流し、7月中旬からシーズン終了まで在籍したHagerstown(A)では11試合中9試合で無失点だったが、リーグ平均年齢を3歳以上上回ってなので当然と言えば当然。もう終わったに等しい選手だが、AFLに派遣されて登板9試合のうち7試合で無失点と最低限の結果を残した。

最後の、微かな望みとともにHarrisburg(AA)で迎えた2017年シーズンも開幕から2試合連続失点。その後もピリッとせず、5月16日に遂に解雇されるに至った。2017年の成績は、10試合で11回2/3を投げ、6.17/1.63。

[Comment]
終わりました。元々期待は低かったとはいえ、ドラフトトップ指名の選手が実質的にAAにすら昇格できずに終わるというのは、あまりにもひどい失敗となりました。2013年ドラフト同期で可能性が残るのは、Drew Ward(3順目)とAustin Voth(5順目)だけです。(2017年5月)

AFL後のルール5ドラフトで指名する球団がなかった事実が現時点での評価を物語っています。奇跡的な覚醒がなければ、ナショナルズでのキャリアはまもなく終わりそうです。(2017年1月)

年齢的にオーバースペックなはずのA+でブルペン投手として使われて全くダメでは話になりません。中途半端なイニングまたぎとかさせず、完全1イニング限定のブルペン投手として起用としてはどうでしょうか。それでだめならもう。。。(2015年12月)

どちらに転ぶかと注目された2014年は完全な失敗に終わってしまいました。既に24歳となり、ノンビリしている余裕はありません。このままBustで終わってしまうのか・・・。(2015年3月)

期待が低かった割にはよくやっているというのが率直な印象。最近のナショナルズは、Alex Meyer、Robbie Rayといった素材系の投手プロスペクトを比較的上手く育てている印象があるので、その流れに乗ってほしいですね。(2014年5月)

5/25 Gioは頑張ったが

L2-4 Mariners (Season 28-18)
Gio 5.1IP 2ER 3H 4BB 8K
J. Turner(BS2, L2-3) 1.0IP 2ER 4H 1BB 1K
Rendon 2/4 HR(9) R RBI

さすが貧打のマリナーズのおかげというべきか、今日も先発のGio Gonzalezが好投。4回までは四球で出した2人のランナーをいずれも併殺で消し去り、最少の12人で終えました。5回表に1死から初安打の二塁打を打たれ、さらに連続四球で1死満塁のピンチを作りますが、8、9番を連続三振。荒れ気味ながらも、ボールのキレはあったように見えました。

打線は、マリナーズ先発のAriel Mirandaの前にやはり4回まではノーヒットに抑えられていましたが、Gioがピンチを切り抜けた直後の5回裏、先頭のAnthony Rendonが3試合連続となるソロ本塁打をレフトへ放ち先制。さらに2死後、Jayson Werthにもタイムリーが出て2-0とリードしました。

ここまではいい流れでした。が、この後、継投失敗の見本のような展開となりました。

6回表、2本のシングルで1死1,3塁とされ、マリナーズ打線の中軸を迎えたところで、Baker監督がマウンドに向かいGioはここで終了。球数はまだ96球で、ブルペンに不安がある中ではもう少し引っ張ってもという感じも受けましたが、Baker監督は、移動日の後2試合続けて先発が長く投げてくれたことからブルペン投手に多少投げさせる必要も感じたのでしょう。

結果的にはこれが完全に裏目。2番手Jacob Turnerが、最初の打者Nelson Cruzにセンター左への逆転3ランを被弾。あっという間のことでした。さらに次の回にもTurnerがランナーを貯めたところで、左対左ということでMatt Graceを投入しましたが、やはり最初の打者Robinson Canoに一塁線を破られ、追加点。Baker監督の悪口はあまり言いたくありませんが、さすがに今日は継投失敗と言わざるを得ないでしょう。

リードされた後の打線は全く沈黙。ここしばらく、先発投手は打ち込むもののブルペン投手が出てくると全く打てないパターンが続いていますね。。。

2017/05/25

5/24 マリナーズ効果?

W5-1 Mariners (Season 28-17)
Roark(W4-2) 7.0IP 1ER 8H 0BB 8K
Rendon 1/4 HR(8) R 3RBI
Turner 1/4 R RBI 2SB(10,11)

5月に入ってから不振が続いていたTanner Roarkが先発。初回、2本のヒットで1点を先制される不安な立ち上がりでしたが、その裏に味方が逆転してくれると、以降はすいすいと7回までゼロを並べました。102球で7イニング、しかも無四球と内容も十分。カーブも切れていたし、何より左打者のひざ元へのツーシームが有効に機能していました。相手が貧打のマリナーズ打線ということで、自身を回復するにはちょうどいい登板だったのかもしれません。

打線は今日も序盤に得点してしっかり援護。1回裏、Ryan Zimmermanの犠飛で同点とし、さらにランナーを2人置いて、今日もAnthony Rendonがやってくれました。センターのフェンスをオーバーする3ランホームラン。この1打で以降のRoarkのピッチングがぐっと楽になりましたから、実に貴重な一打でした。2回にもTrea Turnerがタイムリーを打って1点を追加。それ以降は静かになりましたが、今日のRoarkの投球、マリナーズの元気のない打線であれば問題なし。

最後に、守備でのMichael Taylorのプレーを1つ紹介(動画はこちら)。3回表1死走者なし、打者Robinson Canoが打ち上げた左中間へのフライはブルペンに飛び込むホームランとなったはずの打球でしたが、センターから追いかけてきたTaylorが走りながらジャンプしてグラブを出して、「かき出しました」。一瞬グラブに収まったかに見えたボールでしたが、フェンスにぶつかった衝撃で惜しくもグラブに収めきることはできず。ただ、それでもフェンスのこちら側にボールを戻し、二塁打に止めることに成功しました(後続を断ち、この回無失点)。Adam Eatonの離脱後、Taylorは打席でも頑張っていますが、守備でも素晴らしいプレーを連発しています。

MVP: Anthony Rendon