2017/09/22

Prospect Profile #20: Jakson Reetz

[2017年9月更新, 2016年4月更新, 2014年11月オリジナル]

区切りの第20回は、2014年ドラフト3順目入団のJakson Reetz捕手。ファーストネームはJacksonではなくJakson。ふむ。

[Player Data]
Name: Jakson Reetz
Position: CA
Born: January 3, 1996
Birthplace: Hickman, NE
School: Norris HS (NE)
Height: 6-1
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Draft: 2014-3
Acquired: Draft
BA organization Rank: NA
BA Overall Rank: 14(2015) ⇒ 14(2016) ⇒ 18(2017)

[Scouting Report]
スイングスピードと選球眼に優れる。現状ではラインドライブヒッターだが、将来的にはスラッガーになれる素材とされる。捕手としての守備力はまだまだこれからだが、強肩で運動能力が高いためこれから育つ可能性は十分ある。走力も並以上。

[Background]
ネブラスカ州出身の捕手。高校全米代表にも選ばれた逸材。直前のBAランキング62位と、1順目あるいは2順目で指名されてもよいほど高い評価を受けていた(高校生捕手では最も高い評価)。

2014年ドラフト3順目でナショナルズが指名。ネブラスカ大に進学する可能性もあったが、意外にも指名から1週間と経たないうちに契約。早々にGCL Nationalsで実戦デビュー。捕手、DHとして43試合に出場し、.274/.429/.368という高卒1年目の18歳としては十分過ぎる成績を残した。特に出塁率の高さは注目に値する。盗塁も6つ記録。

2015年はAuburn(SS)に参戦したが、36試合に出場して.212/.326/.248と苦しんだ。特に長打は132打席でわずかに二塁打が4本。それでもBAなどの識者の評価は決して下がっていない。19歳で年長の大卒ルーキーの中に放り込まれた結果と割り切ってくれれば。

2016年はHagerstown(A)に初挑戦。.230/.346/.357という成績は物足りないが、高卒3年目にとってはチャンジングなリーグでレギュラー捕手として88試合、ほぼフルシーズンプレーしたことで成長したはず。特に終盤の8-9月に.286/.388/.429と打ったことは好材料。

2017年は開幕からしばらくフロリダに止め置かれ、5月にHagerstownに合流。26試合に出場したところでPotomac(A+)に昇格し、以降シーズン終了までほぼレギュラーとしてマスクをかぶり続けた。打撃成績はHagerstownで.238/.345/.344、Potomacで.236/.327/.371とほぼ同じ。長打力も伸びていない。

[Comment]
2016年、2017年と2年続けてほぼ健康にプレーし、着実にステップアップしていることは評価できる。捕手としての経験も積んでいることでしょう。ただ、そろそろバットのほうでブレークスルーが欲しいところです。(2017年9月)

2015年は打撃で結果が出せなかったにもかかわらず2016年にAに昇格させてもらっているところを見ても、プロスペクトとしての期待はまだまだ大きいと言えるでしょう。年長者の中に放り込まれて揉まれる中で、しっかりと育ってくれることを期待し、今年もMy Top 10 Prospectsに選びました。頑張れ!(2016年4月)

2014年ドラフトは、1順目のErick FeddeがTJで出遅れ、2順目は契約できず、ということもあって3順目のReetzに大いに期待が寄せられています。いまやオークランドでレギュラーを張るようになったDerek Norrisのような選手になってくれるといいな、と応援していきます。(2014年11月)

9/21 Roarkに援護なし

L2-3@ATL (Season 92-60)
Roark(L13-10) 7.0IP 3ER 6H 0BB 7K
Zimmerman 1/3 HR(34) R RBI
Wieters 1/3 RBI

Tanner Roarkはよく投げました。1回裏の先頭打者からトリプル、シングルと連打されて1点、4回裏にも4本の長短打にエラーも絡んで2点を失いましたが、それ以外の5イニングで許した走者はエラーによる1人だけ。無四球、101球で7イニングを投げ終え、しっかりと試合を作りました。援護がなく負け投手となり、二けた10敗目が付きはしましたが、決して調子は下がっていないと思われます。

打線はナックルボーラーのR.A. Dickeyの前にからっきし打てませんでした。2回表にRyan Zimmermanがソロホームランを打ちましたが、それ以降7回を終えるまでに出した走者はシングルヒットのTrea Turnerだけで、しかもそのTurnerも牽制で刺される始末。8回にMatt Wietersのタイムリーで1点差まで迫りましたが、反撃もそこまで。9回は(前日四球連発だった)Arodys Vizcainoの前に三者連続三振(ナックルの後だけに剛速球に見えたんでしょうね)。

切り替えて。

2017/09/21

9/20 Gioも15勝目

W7-3@ATL (Season 92-59)
Gio(W15-7) 7.0IP 2ER 3H 1BB 8K
Taylor 3/4 RBI
Lind 1/4 2RBI
Turner 2/5 double HR(10) 2R RBI

開幕からずっと好調を維持してきたGio Gonzalez。前々回、前回と打ち込まれ、ポストシーズンに向けてやや不安を感じさせていましたが、今回は見事なピッチングでした。被安打はわずか3本。うち2本が1回裏のFreddie Freemanと5回裏のKurt Suzukiによるホームランだったため2失点でしたが、緩急を上手に使ういつもながらのピッチングでブレーブス打線を手玉に取ったという印象。唯一のピンチは2人のランナーを背負った6回裏でしたが、1死1,2塁でFreemanをセンターフライに打ち取るなどしてピンチ脱出。7回裏も三者凡退で終えて、味方の反撃を待ちました。

1回表の初球をTrea Turnerが叩いた先頭打者本塁打以降0を並べていた打線が8回表にようやく覚醒。1死からWilmer Difoが内野安打、Turnerが二塁打で続くと、Jayson Werth、Daniel Murphy(同点)、Ryan Zimmerman(決勝点)、Anthony Rendon(ダメ押し)が4連続で歩き逆転に成功。さらに、Adam Lind、Michael Taylorに連続タイムリーが出てこの回一挙6得点。

これでGioに勝ち投手の権利が発生し、Max Scherzerをぴったりマークする15勝目。3本柱で次に登板予定のStephen Strasburgも勝てば15勝。防御率でもほぼ拮抗しており、この3人の争いは最後まで楽しみです。

MVP: Gio Gonzalez

9/19 記録ラッシュの一戦

W4-2@ATL (Season 91-59)
Scherzer(W15-6) 7.0IP 2ER 5H 1BB 7K
Doolittle(SV19) 1.0IP 0ER 1K
Zimmerman 3/5 double 2RBI
Turner 2/4 double BB 2R RBI 2SB(41,42)
Rendon 2/5 double RBI

先発はMax Scherzer。4,5回に1点ずつは失いましたが、後半に行くにつれて球速が上がるポストシーズンを見据えた調整ピッチングで7回を112球で投げ切り、15勝目。並んでいたGio Gonzalez、Stephen Strasburgから抜け出しチームトップ。サイヤング賞を争うドジャーズのピッチャーとの差も2勝に縮めました。そして、この日の7奪三振を加えてシーズン253奪三振。4シーズン連続での250奪三振超えというのは、MLB史上4人目の快挙となりました。

打線は3回に4本の長短打を集めて2点を先制。うち、2点目はRyan Zimmermanのタイムリーによるものでこれでシーズン100打点に到達。自身、2009年以来3度目の大台です。5回にも貴重な追加点となる3点目のタイムリーを打って、101打点。ルーキーイヤーの2006年に記録した110打点の自己最多も射程圏に入ってきました。打率も3割を維持しています。このまま3割、30本、100(110)打点を記録してくれることを期待したい。

また、3回の先制タイムリーを打ったTrea Turnerは足で記録を作りました。7回にシーズン41個目の盗塁となる三盗を決めて2006年のAlfonso Sorianoの球団記録に並び、さらに9回には二盗に成功して42個。あっさりと球団新を更新。しかもSorianoがフルシーズン159試合に出場しての記録だったのに対して、TurnerはDL入りもあってわずか88試合での達成。DL入りがなかったらと思わざるを得ません。まあ、来シーズンに期待しましょう。

そして4-2で迎えた9回はSean Doolittleが登板し、ぴしゃりと3人で締めてゲームセット。Doolittleはナショナルズに加入して19度のセーブ機会全てで成功しています。またアスレティックスで記録した3つも合わせての22セーブは自己最多タイ。こちらもあっさりと更新しそうです。

とまあ、シーズン終盤らしく記録に目が行くわけですが、ポストシーズンを見据えて、上記の4人がしっかり調子を上げていることは大きな収穫。また、Bryce Harperがだいぶ動けるようになっていて、どうやらシーズンが終わる前に復帰できそうというニュースも履いています。とにかく追加のけが人がでないこと、それだけはお願いします。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/09/19

9/17 Zimmermanの2発で逆転勝利

W7-1 Dodgers (Season 90-59)
Strasburg(W14-4) 6.0IP 1ER 3H 3BB 8K
Zimmerman 3/4 2HR(32, 33) 2R 4RBI
Murphy 2/4 R
Lind 1/1 HR(12) R 2RBI

先発は34イニング連続無失点中のStephen Strasburg。この試合も初回は無失点に抑え、ましたが、2回に2死3塁からLogan Forsythe に二塁打を打たれて失点。記録を35イニングで途切れました。この二塁打はセンターのMichael Taylorがグラブに当てながら落としたものでしたが、むしろよくあそこまで追いついたというべきプレー。だからこそ、公式記録もエラーではなく二塁打なわけです。Strasburg自身も「ホームランかと思った」とコメントして全くTaylorを責めてはいませんでした。

ということで早々に1失点してしまったStrasburgでしたが、動じることなく淡々と投げ続け、6回まで追加点を許しませんでした。

ただ、打線がなかなかStrasburgを援護できず。5回裏には2死1,2塁からJayson Werthが打ったレフト線への打球をファールと判定され、白線のチョークが跳ねている映像があるにもかかわらずチャレンジで覆らないという何とも言えないプレーもあったりしてかなり雰囲気は悪かったようです。

そんな雰囲気を覆したのが、Ryan Zimmermanの一打でした。6回裏1死1,3塁で打席に入り、カウント3-1から高めに入ってきたスライダーをいかにもZimらしく右中間にはじき返し、打球はそのままスタンドへ。逆転3ラン。さらに8回裏には高めの速球を叩き、やはり右中間スタンドへ2打席連続のソロホームラン。この2本目がシーズン33号。13試合を残し、2009年に記録した自己ベストに並びました。打点もこれで99。やはり2009年以来となる100打点の大台に王手です。大事なところで打ってくれる、頼もしき大ベテランです。

ドジャーズ相手に3連敗しなかったことの意味は、先々大きそうです。

MVP: Ryan Zimmerman

2017/09/16

9/16 ColeとRobbie Ray

L2-3 Dodgers (Season 89-59)
Cole(L2-5) 5.0+IP 3ER
Rendon 2/3 HR(24) BB R RBI
Turner 1/4 RBI

ポストシーズンに向けての調整の一環から先発ローテーションを6人で回したことで先発機会を得たA.J. Cole。12日に中継ぎ登板で2イニング投げた後で、ちょっと調整が難しかったと思います。そこそこ打たれながらもなんとか5回を投げて3失点、試合は壊しませんでした。球数90球だったので、ここで降板しても良かったと思いますが、前日に3回途中からと酷使されたブルペンをいたわる意味もあってか6回も続投させられましたが、シングル、死球で結局降板。なんとなく嫌な感じで終わりました。

昨年もシーズン終盤にメジャーのローテーションで投げながらポストシーズンのロースターには入れず。シーズン防御率は5.17。今シーズンもここまで7試合に先発(試合に登板)し、防御率は4.43。ポストシーズンで先発することはないでしょう。投げている姿やボールを見ると、一線級という感じはなく、来シーズンも同じような立ち場となりそうな感じを受けています。

この点、2010年ドラフト(1順目1位はBryce Harper)の同期で同じく高卒入団のRobbie Rayとはずいぶんと差をつけられました。Coleはドラフト前にBAで全体16位と評価されるエリートプロスペクトで、ナショナルズが4順目で指名したときには興奮させられましたし、その後も一時的にA’sにトレードされていたことを含めて期待感をもって育成させられてきましたが、今一つ開花できずにいます。これに対し、12順目で指名されて入団したRayのほうは、着実にステップアップしていた2013年のオフにあのDoug Fisterのトレードでタイガースに移籍。その後、Dバックスにトレードされて先発ローテーションに定着し、今季はここまで14勝、200超の奪三振と大ブレーク。オールスターにも選出されています。Fisterのトレードの評価は「ナショナルズの大勝」と言われてきましたが、あれから4年が経過し、「逃がした魚は大きかった」に変わってきたかもしれません。ColeがRayのことをどれほど意識しているかはわかりませんが、是非触発されてオフに鍛えなおしてきてくれることを期待したいですね。

さて、Coleの話が長くなりましたが、ともかくColeは6回途中3失点で最低限の仕事をして降板。ブルペン陣も昨日に引き続き、追加点を許さずに踏ん張りました。が、打線が。今日はRich Hill以下の投手陣の前に2点止まり。昨日に続くチーム4安打ではどうにもなりません。Hillだってポストシーズンでは投げてくるでしょうに。

祝勝会ムードはそろそろ終わりにして、気を引き締めてまいりましょう。

9/15 Jackson 黄信号

L0-7 Dodgers (Season 89-58)
Jackson(L5-6) 2.1IP 7ER 6H(3HR) 2BB 2K

前々回6回途中5失点、前回4回途中5失点と打たれて連敗していたEdwin Jackson。ポストシーズンのロースター入りに向けてこの辺りで信頼を取り戻す必要がありましたが、なんと最悪の3回途中7失点ノックアウトとなりました。しかも対戦が想定されるドジャーズ相手。StrasburgやScherzerが離脱して苦しかった時期に支えてくれた貢献があるのであまり悪く言うつもりはありませんが、これでは大事な試合は任せられません。ポストシーズンの先発は、Scherzer、Strasburg、Gio、Roarkで確定と見ていいでしょう。しっかり調整するだけです。

さて、打線はAlex Woodの前に沈黙。Woodはポストシーズンでも投げるでしょうから、しっかり打ち込んでおきたかったのですが。まあ、切り替えて。