2016/11/18

Max Scherzerがサイ・ヤング賞!

Max Scherzerがナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞しました。2013年にタイガースで受賞しており、自身2度目の栄誉です。フランチャイズとしては1997年にPedro Martinezが受賞して以来の2人目,
ワシントンに移転してからはもちろん初めての快挙です。

今季成績は、以下の通り。
34G(34GS) 20W 7L 228.1IP 284K 56BB 2.96/0.968

うち、先発数、勝数、投球イニング、奪三振、WHIPはいずれもリーグトップ。防御率はリーグ8位でしたが、それでも3点を切っての数字は立派。完投は1つだけで、2度のノーヒッターを記録した昨シーズンほどインパクトのある試合は多くありませんでしたが、特にレギュラーシーズンの大詰めとなった8-9月に安定したピッチングで白星を積み重ねチームの地区優勝の牽引車となったことが評価されたんでしょう。30人の投票記者中、25人から1位票を受ける堂々たる圧勝でした。

また、一番下の5位票とはいえ、Tanner Roarkにも1票が投じられていました。Pittsburgh Tribune-Reivew紙のRob Biertempfel記者、ありがとう!

ア・リーグは、記録的な大接戦でしたが、レッドソックスのRick Porcelloが受賞。Porcelloは30人中わずか8人からしか1位票を得られず、2位に終わったJustin Verlanderの14人の半数程度でしたが、圧倒的多数の2位票を含め全30人から得票したのに対し、VerlanderはなぜかTampa Bayの番記者2人から下位にさえ書いてもらえず、僅差で敗れました。勝ち星以外の成績では平凡以下だったPorcelloが受賞し、Saber Metricsが盛んになっているアメリカでもまだ白星バイアスが強いことを改めて感じさせられる投票結果となりました。

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