2014/03/20

STノート⑤ (3/14-3/19)‏

スプリングトレーニングも後半戦。ここまでは比較的順調に推移してきたナショナルズ。くれぐれも新たな故障者が出ないように注意してもらいたいところです。

●先発5番手争い
3/14 Taylor Jordan 3.0IP 4ER 7H 0BB 2K
3/19 Taylor Jordan 5.0IP 1ER 3H 1BB 5K 

Ross Detwilerが脱落した先発5番手争い。Williams監督によると、Taylor Jordan、Tanner Roarkに加えて、ベテランのChris Youngが候補として残っています。

このうちRoarkとYoungは17日に投げる予定でしたが雨で流れてしまったため、グレープフルーツリーグの試合に登板したのは14日と19日に2度の先発機会を与えられたJordanのみ。14日はタイガースのレギュラー打線を相手に、2回までは無難に無失点に終えましたが、打線が2周目に入った3回に5本の長短打を浴びて4失点。一歩後退か、と思われましたが、19日には5回1失点と好投。初回は牽制悪送球などでバタバタして内野ゴロの間の1点を失いましたが、その後は落ち着いて5イニングを投げ切り、5番手争いに踏みとどまりました。

一方、雨で17日の登板が流れたRoarkは、翌18日にマイナーリーグの試合に登板。5回21アウト*を2安打無四球7奪三振で無失点。速球も変化球も切れもコントロールも抜群というピッチングでこちらも負けていません。(*あまりに素晴らしい内容で球数が少な過ぎたため、特別ルールでイニングを延長し、最終的に5イニングながら21アウトを記録したそうです。)

なお、19日に試合ではJordanに続いてDetwilerがマウンドに上がり、1イニングを無失点で終えています。

●Zimmermanがファーストで出場
16日の試合。サードで先発したRyan Zimmermanが、6回表からファーストの守備につきました。オフから話があり、スプリングトレーニングでは練習もしていましたが、実戦で守るのは初めて。いきなり飛んできたファーストゴロを弾きながらも落ち着いて処理すると、内野ゴロ補殺も難なくこなしました。

●二塁手争い
Anthony Rendon 3/11 2BB HBP 2K (ST .323/.405/.484) 
Danny Espinosa 2/8 double 3K (ST.188/.297/.250) 
Zach Walters 2/10 4K (ST .379/.455/.621)

14、15、16、19日と出場した4試合全てでRendonが二塁で先発しました。打撃成績を合わせてみても、もう正二塁手争いという意味では勝負あった感じですね。控え野手争いでも、Espinosaの打撃も相変わらず低空飛行ですが、Waltersも16日の試合で5打席凡退うち3三振と減速気味。Espinosaが守備で好プレーを連発しているので、こちらもほぼ決まったような印象です。

●故障者情報
まずはFister情報の更新から。ブルペンセッションに続いて17 日にはマイナーの試合で2イニングを投げ、特に痛みや張りもなかったということで、順調に調整を続けています。土曜日にはメジャーの打者を相手に3イニング程度を投げる予定が組まれています。この分なら、先発5人目が最初に必要となる4月6日には間に合うかもしれません。

調整が遅れていたRoss Ohlendorfも19日に登板し、無難に1回を投げ切りました。Ryan Mattheusもブルペンセッションを続けており、間もなく実戦登板の予定だそうです。その他、小さな故障や風邪に見舞われていたIan Desmond、Ryan Zimmerman、Bryce Harperは問題なく復帰しています。

●その他

◎よくできました
Stephen Strasburg 15日の試合で4回を無失点。2塁を踏ませない内容。
Jordan Zimmermann 16日の試合で初回に内野ゴロの間に1点を失っただけで4回1失点。順調そのもの。
Gio Gonzalez 16日の試合で5回途中まで1失点と順調。
Tyler Moore 14日の試合で2ラン本塁打を含む2打数2安打。ST打率が3割に到達し、ベンチの評価も上昇中。一塁守備でも好プレー。
Nate McLouth 14日の試合でタイムリー二塁打を含む2安打、1盗塁。ようやく調子が上がってきました。
Aaron Barrett 15日の試合でも1イニングを三者凡退、うち2奪三振。ブルペン投手では今最もホットな存在です。

▲がんばりましょう
Luis Ayala 14日の試合、6本の長短打を浴びて1回持たず、5失点と散々。19日に自由契約となりました。
Mike Gonzalez 14日の試合で今季初登板も、抑えるのが仕事のはずの左打者に2安打を許し、1回2失点。16日の2度目の登板でも失点。立場が厳しくなってきました。
Jose Lobaton STの打率.053。相変わらずヒットが出ません。

☆プロスペクト
Blake Treinen 14日の試合でも2回を4安打1失点とまずまず。90マイル台後半を連発し、かなりの好印象を残しています。
Sammy Solis 16日に2日以来の久々登板。2回を1四球だけの無失点。翌日マイナー行。
Steven Souza 16日の試合で2打席連続弾など絶好調。 翌日マイナー行。

0 件のコメント: