2012/05/04

5/3 3番Harperが決勝打

W2-1 D-Backs (Season 16-9)
Detwiler (W3-1) 6.1IP 1ER 3H 3BB 2K 1.59
H-Rod (S6) 1.0IP 0ER 1.64
Harper 1/3 double RBI .375

デビューから4試合、7番を打ってきたBryce Harperがこの試合、初めて3番で起用されました。最初の2打席はいずれもランナーなしで打席に立ちアウトになっていましたが、1-1の同点で迎えた6回裏1死3塁の場面で迎えた第3打席。初球ファールの後の2球目、外よりの速球を逆らわずに弾き返すと打球はレフトポール方面への鋭いライナーの二塁打。この1点が決勝点となりました。開幕から1人で打線を支えていたと言っても過言ではなかったAdam LaRocheが、前日の守備の際に腹筋を痛めて(少なくとも)2,3日休まなければならなくなったこともあり、Harperが今最も頼りになる打者なことは疑いもありません。メジャー昇格5日目の19歳にそんな重圧をかけなければならない打線なんて間違っていると思いますが、そのプレッシャーを力に換えて結果を残してしまうHarperに脱帽です。
Photo by Patrick McDermott/Getty Images
さて、そんなHarperの一打でなんとか勝ち越しはしたものの、この日も打線は低調でわずか4安打。それでも勝てたのはまたしても投手陣の踏ん張り。先発のRoss Detwilerが4回までノーヒットピッチング。5回に初安打を許し、6回に四球とダブル(Werthの判断ミスのようにも見えましたが)で1点を失いましたが、失点はこれだけ。また防御率をわずかに下げました。今日はブルペンも素晴らしかった。7回途中からはRyan Mattheus、8回はTyler Clippard、9回はHenry Rodriguez、アウト8つ、1人のランナーを出すこともなく完璧に締めくくってくれました。

Johnson監督からは今日のヒーローとしてDetwilerの名前を上げていました。確かに値する投球内容だったと思います。が、私からは、初めて3番打者に起用され期待に違わぬ仕事を成し遂げたHarperを初Wを贈ります。

MVP: Bryce Harper

2 件のコメント:

コマ さんのコメント...

はじめまして。一昨年ぐらいからチェックさせていただいてましたが、コメントするのは初めてになります。コマ、というHNを使っています。
ナショナルズ愛が感じられる記事、いつも楽しませていただいてます。


ブライス・ハーパー、ここまでやるとは思っていませんでした。
個人的にはかつてのアレックス・ゴードンのように適応に苦労するんじゃないかと思っていたので今の活躍はうれしい限りです。

打撃フォームも堂々としていて格好がよいですね。スイングスピードも速く、本塁打が出る日も遠くはなさそうです。
今日はホームスチールも決めたみたいですし、とても19才とは思えません。

若き日のボンズやA-RODのような活躍。レジェンドクラスへの成長も期待してしまいますね。

estoppel さんのコメント...

コマさん

コメントありがとうございます!

Harperは、昇格すればやってくれるに違いないとは思っていましたが、この早いタイミングでの昇格、そして昇格後の成績、いや成績のみならず守備、走塁その他を含め、圧倒的なまでの存在感は既にスターです。驚きを通り越しています。

昨日のあんな大差の付いた試合でも、Harperは大いに活躍。ホームスチールもインパクトがありましたが、8回裏(2点負けていて2死走者なしの場面)のこのハッスルぶり。ファンを魅了してくれます。
http://mlb.mlb.com/video/play.jsp?content_id=21226411&c_id=mlb

「レジェンドクラス」。なんて素敵な響きでしょうか!

これからも宜しくお願いします。