2012/04/30

MiLB (4/23-29)

週間MVPに選ばれた選手はいませんでしたが、Hagerstown(A)の野手陣の好調ぶりが目立った1週間。プロスペクト枯渇気味の投手陣にも少し希望が見えてきました。

☆Harper、Moore、Perryがメジャー昇格 [AAA→MAJOR]
既に記事にしたとおり、Bryce Harper、Tyler Moore、Ryan Perryがメジャー昇格。なお、今週の成績は、Harperは3試合で8打数3安打3四球、Mooreは5試合で15打数4安打1本塁打3四球、Perryは2試合各1イニングを無失点。この結果、Syracuseのロースターで注目の野手プロスペクトはCorey Brownくらいになってしまいました。

☆4/25 24安打24得点の猛攻 [A]
25日の試合でHagerstown Suns (A)打線が大爆発(BOX)。DLから復帰初戦となったSteven Souzaが1人で9打点。Jason Martinsonも5打点。Matt Skoleは5四球を選んで6度も出塁しました。
Steven Souza 4/6 triple HR(1) 3R 9RBI BB 
Jason Martinson 3/6 double 3R 5RBI BB K
Matt Skole 1/3 4R 2RBI 5BB
開幕から絶好調だったMartinson(.208/.367/.292)、Skole(.200/.448/.350)のバットはやや落ち着いてきた感がありますが、Skoleは今週も8打点を記録。シーズン30打点は堂々リーグトップです。

☆Dykstra がロケットスタート [A]
先週19日の試合からHagerstwon(A)に合流したCutter Dykstraが打ちまくっています。出場した8試合全てで安打、しかも1試合を除いてマルチ安打を記録しています。昨季開幕直前にNyjer Morganとのトレードで来た選手。ブリューワーズの2008年ドラフト2順目というそれなりのプロスペクトでしたが、昨季A+で結果を残せなかったこともあり、あまり期待感は高くなく、むしろ元メジャーリーガーのLenny Dykstraの息子であることや、オフに女優と付き合っていることがタブロイドに出たりといった話題ばかりが先行していましたが、グラウンドでも結果を残しました。
29PA 2double 4R 5RBI 4BB 2K .440/.517/.520 1SB

☆その他のHagerstownの好調な打者 [A]
Adrian Nieto .400/.400/.467 
Bryce Ortega  .583/.643/.583 (14PA) なかなか出場機会が与えられません。
Caleb Ramsey .320/.414/.400
Steven Souza .269/.367/.577 10RBI 

☆Meyerはまずまずの2試合 [A]
Alex Meyerが今週は24日と29日に2度先発。いずれも2失点。イニング数を上回る奪三振は好印象ですが、許す走者も多い。まあ、少しずつ良くなってきていると思いましょう。
4/25 4.0IP 2ER 2H 4BB 6K 
4/29 5.2IP 2ER 7H 2BB 8K

☆Dupra が2連勝 [A]
2012年ドラフト7順目のBrian Dupra投手がMeyerの後を受けて投げた25日の試合と、先発した28日の試合で好投し、いずれも勝ち投手となりました。奪三振率が高くないので、どこまで期待していいのか分りませんが。
4/25 3.0IP 0ER 1H 0BB 2K
4/28 5.0IP 1ER 3H 2BB 2K

☆LehmanがAAAに昇格 [AA→AAA]
昨季の好成績で評価を上げたブルペン投手のPat Lehman。抜擢されたアリゾナ秋季リーグで滅多打ちに遭ったので故障かと心配しましたが、今季は開幕からAAでクローザーとして起用されると4度のセーブ機会を全て成功。26日の試合で1イニング無失点を記録した後AAAへ昇格。
8G (4SV) 7.2IP 1ER 2BB 9K 1.17/0.78 (2012 season for AA)

☆Waltersが開幕も・・・ [A+]
こちらも昨年のアリゾナ組、フロリダで調整していたZach Waltersが23日からPotomac(A+)に合流。が、29打席でわずか4安打(全てシングル)、1四球、11三振と大きく出遅れました。
29PA 4H 1BB 11K 1.43/1.67/.143 

☆ Swynenbergが完投 [A+]
29日の試合でMatt Swynenberg投手が3安打1四球1失点の完投勝利。今週は23日の登板でも6回途中まで投げて自責点0(失点2)と好投を続けています。ただ、2009年のドラフト28順目で、これまでそれほどの成績を残していないこと、今週の投球にしても奪三振が多くないことから、そんなに期待感は高くありません。
2GS 14.1IP 1ER(3R) 12H 1BB 5K


☆Lannan [AAA] と王 [A+]
25日にLannanが登板。結果的に勝ち投手になりましたが、7回を投げて5失点とピリッとしませんでした。
7.0IP 4ER(5R) 8H 4BB 3K 
一方、28日にPotomac(A+)で王建民が最初のリハビリ登板。こちらは順調な仕上がりを見せています。
4.0IP 1ER 4H 0BB 3K

☆その他
上記のほか印象的な数字を残したプロスペクトは以下の通り。
Daniel Rosenbaum 1GS 7.0IP 0ER 3H 2BB 2K [AA] 
Sandy Leon .375/.444/.500 [AA]
Randolph Oduber .318/.400/.455 [A+]
Michael Taylor .273/.385/.455 [A+]
Kylin Turnbull 1GS 5.0IP 1ER 5H 0BB 3K [A]
Taylor Hill 1GS 5.0IP 1ER(2R) 5H 0BB 0K [A]

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